初めての外壁塗装ではどのようにしたら良い業者に巡り合えるのか分からないこともあるかと思います。
残念ながら外壁塗装業界には悪徳業者も存在していますので、しっかりと業者選びをすることでトラブルを防ぐことができます。
この記事では外壁塗装の優良業者の選び方と悪徳業者が存在する理由についてご紹介します。
外壁塗装の業者の選び方
相見積もりを取る
外壁塗装業者を選ぶ際にはいきなり1社に絞り込まず、複数の業者から相見積もりを取るようにしましょう。
3社程度に絞り込み、それぞれ見積もりを取ります。
相見積もりをすると外壁塗装の相場を把握しやすくなりますし、外壁塗装業者を検討するときに比較しやすくなります。
相見積もりの結果、断ったら申し訳ない、と思わなくて大丈夫です。
業者は相見積もりがあることを前提に見積もりを取っていますし、相見積もりを取っていることを伝えておけば不当に高い金額で見積もりを出してくることもなくなります。
見積もりの結果、高すぎる業者と契約する必要はありませんが、逆に安すぎる業者も警戒しましょう。
安すぎる業者の場合はどこかで手抜き工事をする可能性もあります。
工事のプランを具体的に伝えてくれ、高すぎず安すぎない業者を選ぶと良いでしょう。
施工実績をチェックする
外壁工事は経験豊富な業者に依頼した方が良いので、施工実績はチェックしておくことに越したことはありません。
外壁塗装業者のホームページを開いて、施工実績を確認してみましょう。
施工実績が多く掲載されているとそれだけの工事の実績があるということになります。
また、実際の施工写真の撮影にはお客さまの了承が必要です。
施工実績が多く掲載されているということは、お客さまがある程度工事に満足して写真の掲載を許可しているという風にも考えられます。
工事の内容を詳しく掲載していることは、優良業者探しの1つの材料ですので気になる業者のホームページはぜひ確認してみてください。
アフターフォローと保証内容を確認する
外壁塗装ではアフターフォローや保証も重要です。
優良業者であっても、条件が重なってしまうと施工不良が起こる可能性もあります。
その際、保証期間内であれば無料で補修工事をしてくれます。
業者によって保証内容や保証期間は異なりますのでしっかりとチェックしておくことが大切です。
保証内容は、対象箇所、工事内容、破損・劣化状態、保証期間をチェックしておきましょう。
お客さまにわかる言葉で説明してくれる
現地調査の結果、外壁の劣化状態と塗装工事の内容の説明を受けることになりますが、このとき、素人にもわかる言葉で丁寧に説明してくれるかどうかは重要です。
住宅にあまり詳しくない人でも納得して工事ができるように丁寧な説明がある業者は信頼がおけます。
よく分からないから「プロにすべてお任せする」と、丸投げするのはトラブルのもとです。
質問に対しても納得いくまできちんと説明してくれる業者を見つけた方が安心です。
営業担当者との相性も大切
どのような優秀な営業担当でも、人間同士の付き合いですので相性があります。
説明の内容が分かりやすい、こちらから相談しやすい、という風に相性の合う営業担当者の在籍している業者と契約することも大切です。
実際に工事をする職人と営業担当は違うから、と思われるかもしれませんが、トラブルが起こったり、困ったときに連絡するのは営業担当者です。
何か困ったときに連絡しやすい人、すぐに動いてくれる人でないと大きなトラブルに発展する可能性がありますので、業者探しの際は営業との相性も見ておきましょう。
外壁塗装には悪徳業者が多い!?
外壁塗装業界には残念ながら悪徳業者が存在しています。
手抜き工事をされた、飛び込み営業で強引に契約させられた、品質に見合わない費用を請求された、などが被害の例として挙げられますが、外壁塗装で悪徳業者が多いのには以下のような理由が挙げられます。
外壁塗装工事には定価がないため
外壁塗装には定価がほぼありません。
塗装費用は家の大きさ、塗料のグレード、足場代、人件費など条件によって費用の合計が異なり、さらに外壁の劣化具合によって補修内容も変わるため、費用相場が出にくいという特徴があります。
仕上がり・品質を判断しにくい
外壁塗装が仕上がってしまうと、明らかな色むらや表面にひび割れができているといった状況以外では、なかなか施工品質を判断できないものです。
一見表面の塗装が綺麗に仕上がっていても、下地などで手抜き工事をされている可能性があり、数年後に初めて質の悪い工事をされていたことがわかるケースが多いのです。
外壁の劣化症状に目を付けた飛び込み営業をしやすい
悪徳業者の常套手段が飛び込み営業です。
外壁の状態を見たが今すぐ補修をしないと大変なことになる、とその場で契約を迫るのです。
もし、飛び込み営業が来たらその場では契約せずに、一度ほかの業者に現地調査を依頼して見積もりを出してもらいましょう。
施工不良はすぐには判明しない
施工不良が発覚するのは塗装から1~3年後のことが多いです。
塗装してから1~3年程度で外壁に剥がれが出てきたら施工不良を疑いましょう。
優良業者であれば保証内容を確認し、保証期間内であれば無料で補修してくれます。
また、優良業者は万が一の施工不良の可能性を考えて、3~5年程度の長い期間を保証期間にしているところも多くあります。
悪徳業者の場合、手抜き工事や品質の悪い工事で施工不良が起こりやすいことがわかっているので、保証期間が短かったり、そもそも保証をしていない場合もありますので注意が必要です。
後悔しない外壁塗装は業者選びが肝心
外壁塗装業者選びでは確認することが多くて少し面倒くさいと思うこともあるかもしれません。
しかし、外壁塗装は安い買い物ではありませんので、ご紹介した項目を参考にしっかりとチェックし、塗装業者を検討することが大切です。
疑問点が出てきたら電話やメールフォームなどで気軽に質問していくと、その回答内容や対応方法が業者選びの材料の1つになることもあります。
ぜひ後悔しない業者選びのためにじっくりと比較検討していただければと思います。