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外壁塗装に水ぶくれ・浮きが出来る原因と補修方法とは

 

外壁にはまれに水ぶくれのような浮きができてしまうことがあります。
このような浮きの症状が出た場合、なるべく早めに外壁塗装での補修が必要です。

 

このページでは、外壁塗装に水ぶくれ・浮きができる原因と補修方法について解説します。

 

外壁塗装の水ぶくれ・浮きができる原因

外壁塗装に水ぶくれ・浮きができる原因にはさまざまなものがありますが、大きく分けて経年劣化または施工不良の2つがあります。

 

経年劣化

前回の外壁塗装から10年が経過して水ぶくれ・浮きが出来ている場合、経年劣化の可能性が考えられます。
外壁塗装は雨や紫外線の影響で、塗装から一定期間経過するとさまざまな劣化症状が現れます。

 

水ぶくれができている場所以外にも劣化が進んでいる可能性がありますので、早めに外壁塗装工事を手配することをおすすめします。

 

塗料の希釈の割合が適当でなかった

外壁塗料には1液型と2液型があり、2液型の場合は塗料と硬化剤が別々になっており、塗装の直前に硬化剤と水またはシンナーを混ぜて使用します。

 

塗料によって硬化剤を混ぜる割合は決まっていますが、この割合を守らないと施工不良が起こりやすくなります。

 

 

一般的に混合比の誤差が

5%以内…非常に良い性能が発揮される
10%以内…性能はほぼ発揮される
20%以内…塗膜性能に問題が生じる

と言われています。

 

混合比の誤差が20%以上になると外壁塗装後に水ぶくれが発生しやすくなります。そのため、塗料を希釈する際にはしっかりと分量を守って混合することが必要です。

 

外壁塗装当日の気候が悪かった

外壁塗装は気温5℃以下、湿度85%以上の日は施工ができません。

 

気温が5℃以下の低温では塗料の硬化が遅くなり水ぶくれが発生しやすくなります。
また、雨の日は湿度85%以上になり、同様に水ぶくれが発生しやすい条件です。

 

外壁塗装の作業日が塗装に適していない場合、工事は中止となり、適した気候条件の日に延期となりますので理解しておきましょう。

 

乾燥不足

外壁塗装は塗料が乾燥しないまま次の塗装を行うと施工不良が起こります。

 

一般的に外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本ですが、下の塗料が十分に乾かないまま上に塗料を重ねてしまうと、下の塗料の水分が蒸発した部分が空洞になったり、なかの空気が外に出ようとして気泡が発生したりします。

 

塗料には乾燥時間の目安が示されていますが、天候や風通し、日の当たり方などの条件により塗料が乾きにくい場合があり、塗料の乾燥具合は職人の長年の経験が必要になってきます。

 

下地処理が適当でなかった

外壁塗装では塗料を塗る前に下地処理をします。
下地処理では高圧洗浄のあと、サビやカビ、藻などを除去したり、ひび割れを補修したりするなどの作業をします。

 

下地処理は塗料が外壁にしっかりと密着し、塗膜を長持ちさせるために行う重要な工程です。

 

下地処理を怠ると、外壁についた汚れの上から塗装を行うことになりますので、塗料が密着せずに浮いた状態で塗装されてしまいます。
その結果、数年経つと外壁塗装が剥がれたり、浮いたりするといった症状が現れます。

 

下地処理は通常で1日、劣化が多い場合は2~3日かかることがあります。
外壁塗装を長持ちさせるためには、下地処理でも手を抜かない業者に依頼することが大切です。

 

外壁塗装の水ぶくれ・浮きを放置するリスク

外壁塗装の水ぶくれ、浮きをそのまま放置していると雨漏りをはじめとしたさまざまなリスクが発生します。

 

塗膜が剥がれる

塗膜が水ぶくれにより浮いてしまうと塗膜が剥がれやすくなります。
破れた箇所から雨水が浸入し、剥がれが広がっていく可能性もありますし、剥がれた場所から雨水が浸入するリスクもあります。

 

雨や紫外線の影響を受ける

塗膜の水ぶくれ、浮きは塗膜の保護機能を低下させ、雨や紫外線の影響を受けやすくなってしまいます。
放置していると外壁にチョーキング現象やひび割れが起こる場合もあります。

 

腐食のおそれがある

外壁の浮きは補修しなければ範囲が広がっていきます。

 

なかに水分が入ると浮きが余計に広がり、外壁材にも水が入り込む可能性があります。
外壁が腐食した場合、外壁材の交換が必要になる場合もありますので注意が必要です。

 

補修費用が高額になる

万が一、水ぶくれや浮きの部分から雨水が入り込み、雨漏りしてしまった場合、大掛かりな補修が必要となり、工事費用も高額になります。

 

家の重要な柱や梁が腐食してしまうと建物の倒壊リスクがあるため、柱の交換工事を行います。
柱の部分補修で済めば良いですが、大きく補修する場合は費用が高くなる場合があります。

 

外壁塗装に水ぶくれを見つけたときの対応方法

外壁塗装に水ぶくれや浮きを見つけたときは前回の外壁塗装からどれくらい経過しているかにより対応方法が異なります。

 

前回の塗装から10年程度経過している場合

前回の塗装から10年ほど経って塗膜が浮いてきた場合は、経年劣化の可能性が高いといえます。

外壁塗装全体が劣化している可能性もありますので、外壁塗装をして新しい塗膜で住宅を保護しましょう。

 

前回の塗装から数年以内の場合

前回の塗装から数年程度で塗膜が浮いてきた場合は施工不良の可能性があります。
保証書を確認し、施工を行った会社に連絡して再塗装を行ってもらいます。

 

外壁の水ぶくれ・浮きの補修方法

外壁の水ぶくれ・浮きが発生したときは外壁塗装で補修します。

 

これは、水ぶくれした塗膜は薄くなっているため、いずれ割れて剥がれ、外壁材がむき出しになってしまうためです。
外壁材がむき出しになった状態で雨が降ると外壁内部に水が浸入し、雨漏りリスクが高まるため、早急な補修が必要です。

 

外壁塗装工事では、最初に高圧洗浄器で外壁表面についた汚れと浮いた塗膜を洗い流します。
下地処理で浮き上がった古い塗膜をきれいに除去したあと、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで仕上げます。

 

外壁は定期的にセルフチェックすると安心

外壁塗装の水ぶくれにはさまざまな原因があります。
早めに発見して外壁塗装をし直すことが重要ですので、見つけたら早めに外壁塗装業者に相談するようにしましょう。

 

また、時々外壁の状態を見える範囲でセルフチェックして、浮きや剥がれ、ひび割れなどを見つけたら業者に現地調査を依頼し、必要に応じて外壁塗装工事を手配すると安心です。